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キョトリと自分と横にいる俺の顔を見てから自分の腕を触って裸であるという事を確認する。 それから、ざっと顔色を蒼白にして。 「え?なにこれ。」 と染井は言った。それが思い出して嫌な気分になったのか、覚えていなくて嫌な気分になったのかは分からなかった。 「……き、昨日俺何しでかしちゃった?」 その言葉で染井が覚えていないと分かった。 安堵したのは事実だ。けれど、ああ、昨日の事は無かったことになってしまうのかという馬鹿みたいな気分になる。 無かった方がいい。だって無かったことになれば、また友達としてそれなりにやっていけるに違いないから。 「あ、ああ。酔っぱらって、お前ちょっと吐いて、それから……。」 裸を見られている。お互いの体には精液が残っているし、これが精液だと気が付かない訳が無い。 「それから?」 「いや、酔っぱらって二人でエロ動画見て、それでオナろうかって雰囲気になって、で酔いが回ってる所為でそのまま寝ちまってって、これ恥ずかしすぎるんだけどもういいか!?」 これ以上まともに言い訳できそうにない。 そもそもこの言い訳が信じられる物なのかもわからない。 「……あ、あー、うん。そうなんだ……。 うわー、俺達馬鹿だね。」     
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