〈超科研〉

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 部員その2:大槻貞子  一見、白衣姿の瓶底眼鏡を掛けた、長髪をたなびかせる科学系女子。 その見た目通り科学を愛し、非科学的な事は全て科学(主にブラズマ)で解明しようとする、ガチガチの懐疑派であり、ある意味、この部に相応しいようで相応しくない存在である。  よって、彼女はこの部の一員でありながら、[非科学的]な存在である部員達を半ば敵視しているきらいがある。 問題は、彼女自身が科学部在籍中、何かの実験中に古井戸に落ちて死去、挙句、記録用の映像を通してモニターから出現してしまった幽霊であるという、本人自身が[非科学的存在]であることだ。  ちなみに、半地縛霊化しているため、絶賛留年中である。  地縛霊故に死後は(八月に帰省する以外は)自身のみで学校から出たことはなく、校外への移動は他人の手を借りなければならない。
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