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――このまま、帰宅部になっちゃおうかな……
そう考えたとき、理亜は〈超科研〉の存在を知った。
正確には、この時に部員が四人ほど集まり、部として成立したらしいのだが、その際、何故か担任教師から「部長として入ってくれ」と、懇願されたのだ。
元より、オカルト関係にも興味を持っていた理亜ではあったが、
「何で、いきなり部長待遇なんですか?」
そう訊いてみると、
「……全員が、[一応]、一年生なんだが、実は、[少しだけ]問題がある生徒ばかりで、三浦さんじゃないと、纏められないと思って……」
と、歯切れの悪い答えが返ってきた。
不審に思った理亜ではあったが、結局、押し切られる形で了承することとなった。
気になるのは、去り際に聞こえた担任教師の呟きであった。
「……毎朝、[あんな登校]をしてこなければ、三浦さんも〈超科研〉に入れられることはなかったのに……」
そして、理亜は知ることになる。
〈超科研〉に集う部員達が、[少しだけ問題がある]どころでは済まない存在であることを……
そして同時に、学校からは自分もまた、[同類]と見られていたことを……
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