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毒殺もいいけれど、私はタイにわたりムエタイの修行をした経験を生かすことにした。
面白いぐらいに人は倒れた。
少林寺拳法も試したけれど、暗殺できるものではないので、仕方なく持っていた刀で斬殺したのだった。
死体になっていても表沙汰にできることもないので、警察に追われることもなかった。
けれど、そういうのがしたいのではなく、私は園部が何者かによって殺されないか見張っていたのだった。
敵が多すぎる。
逆に園部を守らなくてないけない。
立派な暗殺者に殺されるまでは。残酷で美しいトリックの見破れない殺された方。
まあ、園部の殺される原因はべたであるのは仕方ない。
建設会社の献金疑惑もあった。
本当に金と性に忠実な男である。
人生楽しかろう。
それはともかく、目の前の園部を殺したのはだれかということだ。
まさか、私であるまい。
だって、面白みのない殺し方をしている。包丁を一刺し。
持っていた刀で殺したほうが楽しい。
この豪邸は園部の家。
妻はどうした。
ああ、犯人は妻か?
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