桜が満開の高校入学式

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桜が満開の高校入学式

今日は高校入学式!!! とっても楽しみ~!だけど友達出来るかな…。 私は楽しみと不安な気持ちでいっぱいだった。新しい制服、初めての電車通学と慣れないことずくしで高校生になった実感が少しずつ湧いてきた。私が今日入学する学校は超超超お金持ち学校で有名な私立で幼稚園から大学まで付属のエスカレーター式。校舎などの施設は学費が高いだけにとても綺麗で、プラネタリウムや噴水、カフェなどもある。女子の制服は指定が無くて好きなスカートと柄のシャツを着ていいし、好きなリボンやネクタイも付けられる。中学で卒業した人数の埋め合わせで70人くらいが高校から入学するらしい。私は私立の学校は初めてだったし、電車で1時間半かかるからか同じ中学の人は居なかったのでどんな学校生活なのか想像もつかなかったけどなんとかなるよねって思っている間に最寄駅に着いた。 最寄り駅から学校の門までは3分くらいだが、門から校舎までは歩くと20分以上もかかる。門から高校校舎までは黄色いスクールバスに乗っていく。まずは高校から入学する人のみの入学式がある。私は1年F組だった。私は勇気を出して隣の席の子に話しかけた。 「青のスカート可愛いね~!名前なんていうの??」 「小泉亜美花だよ!よろしくね!」 「私は佐藤奈々だよー!」 亜美花ちゃんはぱっつん前髪でハーフアップに編み込みのヘアースタイルで化粧もナチャラルでとても清楚なイメージだった。話し方も優しくて友達になれそうな気がした。亜美花ちゃんと話していると入学式なんてあっという間だった。 「入学式あっという間だったね!寒かった!!」 「奈々ちゃん鼻真っ赤じゃん笑。明日は内部生と合流だね。」 「仲良くなれるかなー!楽しみ!」 「奈々ちゃんと席隣でよかった~!また明日ね」 「亜美花ちゃんまた明日ねー!!」 帰りはスクールバスには乗らずお母さんと一緒に桜並木の下を歩いて帰った。お喋りの私はお母さんに聞いてもらいたい話が沢山あったからだ。 「お母さん!この学校広すぎだね!綺麗すぎだね!あとね友達もできたよ!」 「はいはいゆっくり話してね。笑」 お母さんは私の話を頷きながら笑顔で聞いてくれた。 その夜私は初日に話せる友達が出来たことにとても安心して嬉しい気持ちでいっぱいだった。 (明日はもっとたくさんの人と話したいな~)そんなことを考えていたら気づいたら寝ていた。
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