高校の入学式の前日の夜はなかなか眠れなかった

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中学の入学式、私は人見知りが激しいので緊張していた。というのも中学は120人の小さい小学校と、250人の大きい小学校が合体する。私は小さい小学校の方だった。でもすぐに友達もでき、部活は吹奏楽部に入部した。中学生になって1番変わったのは恋愛だった。今までは「〇〇君カッコいい~好きなんだ!」で終わりだったがみんな、好き=付き合うようになった。私はモテた。と言ってもほとんどがLINEでの告白だったので手軽だったのかもしれない。私は周りの人から冷やかされるのが嬉しかった。だから告白の返事を先延ばしにする事もあった。でも2年生の時、好きな人ができた。同じクラスでイケメンだったし学年でも派手なグループの人でスポーツマンだった。私から告白して付き合うことになった。付き合うといってもお互いシャイでたまに電話したり、数回デートしたが手を繋ぐだけのそんな恋愛だった。それでも私は嬉しかった。何回か別れたりしたが復 縁して全部を合わせると1年8ヶ月くらいは付き合っていた。彼氏がいても告白されることはあった。中学の3年間で先輩や後輩も合わせると告白された回数はたぶん80人を超えていた。 部活は地区で1番強豪で、同学年のメンバーにとても恵まれていた。顧問も部員の事をよく考えてくれる人で、人間的な部分も教育してくれた。当たり前の返事や挨拶を徹底的に叩き込まれた。先輩や後半とも仲は良子だった。みんなで大会に向けて週7で練習し、嬉しいときも悲しいときもみんながいつも一緒だった。私は中学で始め大好きになった吹奏楽を高校でも続けたいと思い吹奏楽の活動が盛んな高校を受験することにした。     
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