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どすこい!発覚部屋!
「頭を丸刈りにしたらマゲが結えないっす」
「ぶわっはっは! こりゃあ一本取られたでごわす。いやぁ、発覚発覚!」
「髪がないとマゲは結えない。こりゃあ発覚ぜよ! はっはっは!」
ここは都内のお相撲さんが暮らす場所、『発覚部屋』。
部屋に在籍する親方と力士たちはいつでも好奇心旺盛、とっても発覚好きです。
いつも元気な発覚親方のもと、三人の力士たちが日々稽古と発覚に励んでいました。
「しかし、なんでまた丸刈りにしたでごわす?」
「あまりにも暑くてバリカンを使ったっす。涼しいっす!」
「髪がないと頭が涼しい! これまた発覚ぜよ!」
「しかしこれじゃあ土俵にあがれんでごわす。二場所連続休場でごわすな!」
「「「わっはっはっはっは!」」」
発覚部屋には今日も笑顔が絶えません。
うっかり坊主頭にしてしまったのは部屋で一番の新入り、前頭三枚目の足跡。
足跡の坊主頭を撫でながらごわすごわす言っている大きなお相撲さんは、発覚部屋のリーダー格、大関の有利舞関です。
そして二人の間で微笑んでいる肌の白い大人しいお相撲さんが、小結今夜山。
三人はとっても仲良しです。
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