1 チケット

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何処までも続く迷いの路の途中。 そこでは息抜きも必要だ。 だからたまにお茶会が開かれる。 テーブルに付き、好みのお茶と、食事と、お菓子を召し上がれ。 ただし入場するにはチケットがいる。 それにはあなたと、もう一人の名前があり、必ずお二人でご来場ください、とことわりがある。 そこで多くの人は諦める…「こんな人は知らない」と。 ゆったりとお茶会を楽しみ、迷路を飛び越える道…つまり空を見上げてくつろぐ人たちがいる。「なぜあの人達はそこにいられるのか」 その秘密を今明かそう。 チケットを示し自分を指差して自分の名前を言う。 そしてそのままチケットの別の名前も言う。 自分はそれら別々な名前を持つ一人だと。 するとそこに、あなた達のテーブルが現れる。 ようこそ、つかの間の迷宮茶会へ。
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