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「うーん」もう一度唸った。唸ったけれどなんて答えればいいのか分からない。分からないのでとりあえず質問した。
「あのー池沼さん、もし、もしもですよ、私が今この場で、いっすよー総理大臣になりまーす、へへアザース。なーんて答えたら、そうしたら本当にわたし、総理大臣になっちゃったりするものなんでしょうか?」わたしは普段よりちょっと軽めに、あえてライトなテイストで聞いてみた。事の重大さを周囲の大人達に理解させるためだ。なのに池沼さんは「はい、もちろんです。なっちゃったりするものなんです」と、私に調子を合わせて合わせて軽く答えた。
「わたし、中学二年生でまだ13歳ですよ。たしか参政権には年齢制限があって、衆議院は25歳からで参議院は30歳からだったはず。総理大臣になるにしても、まずは選挙に出馬して議員にならない事にはどうにもならないでしょう。でも私にはその選挙に出る権利、被選挙権が無いはずですよね」と私は勝ち誇って反論した。
しかし池沼さんはにっこり笑って言った。
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