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二章 恋愛相談
ブレスレットを注文して一週間。
私と若菜は互いに忙しくて、前のように定時で帰ったりすることができなくなった。
終わりの時間が違うため、話ができるのは昼休みくらいだった。
だけど、若菜にはこの私のもやもやとした気持ちは話したことがなかった。
ふと、会社にかかっているカレンダーに目をやると、今日は水曜日。お店は確か八時までやってるって書いてあった。
現在午後七時。
今から行ったらギリギリ間に合うかもしれない。
そう思うと、無意識に私は片付けを始めていた。
「あれ?もう白石さん帰るの?」
同じ部署の派遣で働いている、同じ年齢の山下和樹が話しかけてきた。
一ヶ月前に入ってきた新人だった。
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