二章 恋愛相談

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ある日、一緒にお昼休みを過ごしていると、若菜の元にファレノプシスからブレスレットができたと、連絡が来たと言われた。 「もう二週間だったんだ!メールが来たの?」 私は、あれから一週間何もこない連絡に、ヤキモキしながら、若菜へ連絡が届いたという情報に、不安を隠せなかった。 「パソコンからメール届いたんだよ。取りに行こうかと思ったんだけど、最近残業増えちゃったから郵送にしてもらったの」 パソコンというワードで、安堵する自分。 「てか、衣織も連絡きたんじゃないの?同じ日に行ったし」 その若菜の言葉に、ギクッとしてしまう。 若菜はあの店にいくきっかけをくれたわけだし、このもやもやした想いも話したら晴れるかもしれない。
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