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別にタイプってわけでもないのに、どうしてなのか、一瞬まるで別世界に二人でいるかのような、不思議な感覚になった。
私はふと、我に返り返事をした。
「あっ、えーっと、2月生まれなのでアメジストとか…」
私はちぐはぐした、彼の問いの答えになっていない返答をしてしまった。
「そうですか、何か勝負運あげたいとかそういったのはありますか?」
「えっ、えーっと、あなたは?」
私の戸惑った問いを聞いて、彼も一瞬あっけらかんとしてから、小さく吹き出して笑った。
「失礼しました。僕は店主の永塚隆成です」
私は、店主と聞いて、一気に赤面する。
質問の内容考えたらわかる事なのに、私としたことが…
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