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聡美さんを慕う気持ちに嘘はないけれど、瀬奈に向かってたそれとは違う。
僕は、自分で自分が許せなかった。
二次会のカラオケで、僕はぶっ壊れた。
もう、心がぐちゃぐちゃで体裁と取り繕うことが面倒くさくなったのだ。
気を遣う上司も帰ったし、メンツはほぼ同期ばかりだし、別に僕がぶっ壊れたところで、誰かが心を痛めることもなかろう。
むかむかもようやく収まって来て、僕はコーラでアニソンの名曲とともに全てを発散させた。
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