5 彼女の嘘-2

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ドアを閉めても、防音壁に遮られた歌声がうっすらと聞こえてくる。 受付を抜けて、 非常階段で下に向かって、 冷えた外気に触れた瞬間、 僕は、客引きのピンク色のウサギの着ぐるみが恐れおののくほど号泣した。
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