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異常な空と一般人
とある日の事。
その日の部活は午前練習で、午後は久し振りに友達と遊びに行く事になった。
はやる気持ちで準備をして、家を出る。
カラオケでいっぱい歌って、その後は某ファーストフード店でハンバーガーを食べて。
その日は、いつもより少し楽しい普通の日になる。
──その筈だったんだけど。
「・・・は?」
外に出た瞬間、口をついて出たその一音。
だって、仕方ないじゃない、と誰に向けるでもない言い訳をする。
今日の空は、まだ朝の8時だというのに・・・真っ赤だった。
否、その表現も適切ではない。
本当に真っ赤なのだ、夕焼けのような色ではない・・・
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