オタクが好きなものを喋る時のあれ

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「分かりました、じゃあ後ろ向いて下さい」 「え、」 「え、ってなんですか」 「いや、すまん」 出来れば脱ぐ過程も見たかった、、。だって良いだろ?どんどん肌が見えていくところとか、自分から脱いで無防備になっていくところとか。 吉野はまた不審そうに見てくる。 これも見るためだと思い松下はくるりと後ろを向いた。 パサッ、カチャカチャと服を脱いでいく音が背後で静かに聞こえる。 「良いですよ」 控えめで掠れた、しかし鮮明な声が後ろから聞こえる。 心臓が高なり、期待が満ちる。 松下はギシッとベットのスプリングを鳴らしながら吉野の方をゆっくりと向いた。
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