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「……自分でするところを、俺に見せてもらえますか?」
じっくりと視姦を楽しんだ後で言うと、
「……え……」
呆然と口を開けて、俺を見た。
「……だから、自分で出来るでしょう? と、そう言ってるんですよ」
言葉を変えて言い直す。
「……そ、そんなこと……」
「そんなことはできないと言うんですか?」
そばに寄り、そこをやんわりと掴む。
「…うんっ…や…!」
「……これは代償だと言ったでしょう。代償として、俺に見せてくださいよ、あなたの痴態をね…」
イヤイヤと首を横に振りたくる彼に口づけて、
おとなしくなったところで、縛った両手で自らを握らせた。
「ほらこうすれば、手も外れなくてやりやすいでしょ?」
「…い、や…」
懇願するような目が俺を捕らえる。
「嫌だと言おうと、あなたはそうするしかないんだ。そろそろ気づいてもらえませんかね?」
握る彼の手を上から包んで、上下させる。
「…う、ふ…あっ…」
兆してきたのを見つめて、
「ほら、早く一人でしてもらえますか」
すっと手を離した。
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