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神様から一枚写真が届いた
私はその写真をなんの迷いも無く、見る
ああ
懐かしい写真だ
死ぬ前のはしゃいでた僕達の写真だ
神様に一日だけ貰った寿命だった
でもはしゃいでたのはこの写真の数分間だけだ
この後僕らは二人して泣いてしまったね
死にたくない死にたくないなんて寝惚けた事を言って運命を変えようとしてた
だけど運命はやっぱり変わらなかったよ。
キミは死んでしまったんだ。まるで当たり前の様に
でも
僕だけは生きる事が出来たんだ。
神様の気まぐれだけど
彼女の願いと共に
今日も笑いと涙で迎えるよ
おやすみ 愛してるよ だいすきだいすきなキミへ
僕は墓に写真を一枚静かにお供えして、また生きる為に泣いちゃったりしながら帰ったのだった
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