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十数メートル先――以前すったもんだがあった体育館横で向い合って佇む二人。
すでに陸部ジャージ姿で大量のファイルを抱えている柚葉と、自分同様これから部活に向かうと思われる未だ制服姿の早杉翔。
個々を見ると素晴らしく綺麗で見目良いはずのそのツーショットが視界に飛び込んできた瞬間、なぜか真っ先に思い浮かんだのは「違和感」だった。
その理由に「はて?」とさらにアヒル頭を傾げ、一瞬だけどうしたモンかなと考える。
雰囲気を壊すようで若干気が引けたものの、そちらの方向に歩を進め(だってそうしなければ部活に出られない……)ていくと、ようやくその理由に合点がいった。
組み合わせも確かに一風変わった感じがあったが、それ以前に柚葉が――例によって般若モード一歩手前の形相で翔を睨んでいた……のである。

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