Chapter.1

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A「おい、そこのお前ぇ!」 B「なんだよ、 口にもの入れたまま話し掛けてくんなよ」 A「そうだ、 私はサンドイッチを食べている。 ところでピクルスは好きか?」 B「そんなたっぷりケチャップ漬けたやつ、 よく歩きながら食べれるな」 A「私は強いからな」 B「そりゃ羨ましいね」 A「羨ましいってサンドイッチの事か! まさか、お前もお腹空いてるのか!? ピクルスならやるぞ?」 B「さっき僕も食べたばかりだよ。 大体、道行く他人に サンドイッチ貰えるほどメンタル強くないし」 A「お前も私みたいに強くなりたいか? 強くしてくれる食べ物、知ってるぞ?」 B「間に合ってるよ。今のままで満足。 ところで用ないなら僕、帰りたいんだけど」 A「いや、用という程じゃないのだが…」 B「うん?」 A「実はな、ピクルスを誰かに食べさせないと… え~と…、 あ!祖母が病を患う呪いに掛かっていてな?」 B「素直に“食えない”って言えよ」 A「なんだと!!私を舐めるな!! 私がその気になれば誰も敵わぬぞ!?」 B「じゃあピクルスくらい食えよ」
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