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2019年2月14日
(寒い・・ここは?お母さん!お姉ちゃん!)
あたしが、声を限りに叫んでも、誰もいなかった。
孤独と、それに続く、空腹。
鉛のように身体に気づいたのはそれからだった。
(お母さん!おねえちゃん!)
あたしの声は、声になったのかな・・・
自分では、それすらも分からなかった。
一体、何日、ここにいるのかも。
ここがどこなのかも。
分かっていたことは、
私は孤独で、しかも自力ではどうしようもない程の、
恐怖とほぼ同義語の孤独だってこと。
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