消えたバレンタインチョコ(考察編)

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ふうこれで一周してスタートに戻ってきた感じか……。 色々なことが解った……引っかかる……もう少しでわかりそうなのだが……。 僕がウーンウーン唸っていると突然に目の前へチョコが差し出された……高杉くんだった。 「食えよ、脳みそに栄養補給しないと。」 ありがとうイケメン!! 一口で放り込んだ。 頬っぺたが痛くなるほどの甘さ、カカオの香りが鼻を突き抜け、口の中で溶けるほど高揚感へと姿を変えていく。 脳内はひっきりなしに伝達物質が放出され、一時的なゾーン状態を作り出す。 邪魔な前髪を掻き上げて目をつぶる。連続するフラッシュのように繰り返される今日の出来事。つながる一筋の線……。 突然だが、僕の目は一重だ!しかし、甘いものを食べ頭がよく回るとくっきり二重に変貌する。 そして今、僕はくっきり二重で目を見開いた。 「僕の目は犯人へとつながったよ」 解決編へと続く。
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