7人が本棚に入れています
本棚に追加
ふうこれで一周してスタートに戻ってきた感じか……。
色々なことが解った……引っかかる……もう少しでわかりそうなのだが……。
僕がウーンウーン唸っていると突然に目の前へチョコが差し出された……高杉くんだった。
「食えよ、脳みそに栄養補給しないと。」
ありがとうイケメン!!
一口で放り込んだ。
頬っぺたが痛くなるほどの甘さ、カカオの香りが鼻を突き抜け、口の中で溶けるほど高揚感へと姿を変えていく。
脳内はひっきりなしに伝達物質が放出され、一時的なゾーン状態を作り出す。
邪魔な前髪を掻き上げて目をつぶる。連続するフラッシュのように繰り返される今日の出来事。つながる一筋の線……。
突然だが、僕の目は一重だ!しかし、甘いものを食べ頭がよく回るとくっきり二重に変貌する。
そして今、僕はくっきり二重で目を見開いた。
「僕の目は犯人へとつながったよ」
解決編へと続く。
最初のコメントを投稿しよう!