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消えたバレンタインチョコ(解決編)
まずはそうだなぁ……何から説明していこうか……。
「この事件……アリバイと心理を上手く利用したトリックだったと僕は思う」
そして僕は、彼を指差した……。
高杉くんを!
みんなが一斉に注目し、うそ……、信じられない……と、小声が漏れる。
高杉くんは、フッと笑った。
「何を君は言っているんだい?だって僕のアリバイを認めてくれたのは、他ならぬ君じゃないか?」
確かにそうだ……でも……。
「そうだったね。今はそれを置いといて欲しい。悪いけど両手を見せてもらっていいかな?」
彼は素直に両手を差し出した……思った通りだった。
「何、笑ってるんだよ。」思わず笑ってしまった僕に彼はつぶやいた。
「君の指にチョコが付いた紐が巻き付いた跡が残ってるよ。」
「それは、自分のチョコを食べるときに付いたんだ。ほら、さっきふとしくんが持っていたワイヤータイ。」
彼は顔色一つ変えずにタンタンと答えた。
だけどそれは実に……。
「実に不自然だ!!」
僕の二重に力がこもる!
「何故外装のワイヤータイがあれほどチョコまみれになる?では今からトリックを暴いてあげるよ。」
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