甘い香り

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 バッ!上から覆いかぶさるように、後ろから両手を服の中に突っ込んできた。片手は乳首をこねくり回して、もう片方の手はパンツの中に突っ込まれて硬くなり始めたソレを見つけ出す。 「あぁ、美味しそうなシオン。もっといっぱい味わいたいなぁ。甘くていい匂いがするシオンの、全部を食べたい。ねぇ、いいでしょぉ?」 「やっ、あ……だ、悠一、ひあっ。あっ、だ、め、やっ……」  いつもと違う悠一。全然格好よくなくて、エッチ大好きの変態ドクトルみたいに絡んでくる。これの記憶が明日、あるのかないのか。見ものだな。  いや、絶対に「だめだ」って言ってもやめねぇだろ。それくらい悠一、俺にがっついてる。酒に酔っているせいもあって、絶賛発情中の獣状態。  首や耳にかかる吐息が熱い。耳の中を犯す舌が熱い。体中をまさぐってくる両手の平が熱い。密着している体全体が熱い。それから、尻にグリグリ押し付けられているアレが。  尻で感じるだけでももう完全状態なのが、いやでもわかる。いや、わからせられてる!? 「あぁー、シオンのココ、もうビッチョビチョになってるよぉ?あ、イッちゃったぁ?おっと。力が入らない?じゃあ続きはベッドでシようかぁ」  ヤバい。悠一があまりにもガンガン飛ばして責め立ててくるから、我慢しきれずに悠一の手の中に白濁を吐き出しちまった。  力が抜けて、ヘラヘラ笑う飲んだくれ悠一にヒョイッと抱き上げられる。チュッチュッと何度も口づけながら寝室へ。
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