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将来の夢が見つからないまま過ぎた高校生活……
就職もろくに決まらず
気ままに繁華街を歩いていた俺は……
たまたま酔った客に絡まれた。
路地裏に連れ込まれ……
殴られそうになったところを夏目さんに拾われる。
夏目さんは…………
俺を……自分が経営しているBARに連れていき
『君は……まだ未成年だから、これね』
ジュースで作ってくれたカクテル……
感動的だった。
カクテルに魅了され……
……夏目さんの元で修行させてもらう日々。
仕事の厳しさも教えてくれ……夏目さんには未だに頭が上がらない。
俺の " 兄さん " 的存在だ。
カクテル作りにも……接客にも自信を持ち始め
俺は……新たな夢を描くようになった。
『自分の店を持ちたい……』
周りは……まだ若い、まだ早い……
意見は厳しかったけど
『いいんじゃない。やってみたら?』
背中を押してくれたのはやっぱり夏目さんだった。
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