第1章 Ram tonic

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将来の夢が見つからないまま過ぎた高校生活…… 就職もろくに決まらず 気ままに繁華街を歩いていた俺は…… たまたま酔った客に絡まれた。 路地裏に連れ込まれ…… 殴られそうになったところを夏目さんに拾われる。 夏目さんは………… 俺を……自分が経営しているBARに連れていき 『君は……まだ未成年だから、これね』 ジュースで作ってくれたカクテル…… 感動的だった。 カクテルに魅了され…… ……夏目さんの元で修行させてもらう日々。 仕事の厳しさも教えてくれ……夏目さんには未だに頭が上がらない。 俺の " 兄さん " 的存在だ。 カクテル作りにも……接客にも自信を持ち始め 俺は……新たな夢を描くようになった。 『自分の店を持ちたい……』 周りは……まだ若い、まだ早い…… 意見は厳しかったけど 『いいんじゃない。やってみたら?』 背中を押してくれたのはやっぱり夏目さんだった。
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