第一章

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俺は、眠るあかりの寝顔を見つめてベッドに顔を伏せて寝てしまった。 …………気が付くと、朝だった。 俺は学校に連絡した。 「…もしもし。真壁です。」 「お。真壁か。どうした?進路、考え直してくれたかー?」 「…いえ。今日、俺、欠席します。」 「お前何言ってんだー!大事な時期なのに内心下げて…………もしかして、妹、か?」 「…妹が目を覚ました時に誰もいなかったら、だめだと思うんです。すみません。」 「おい…!ちょ…」 ツーツーツー 「…」 「…いやだ…」 「…!あかり!?苦しいのか?」 「いや…やめて…いやあああああああああ!」 「あかり!」 「蒼…………………………………………?これも、夢……………………?」 「ううん。夢じゃない。悪い夢、見てたのか………?」 「…………ううん。大丈夫。ほら!私は元気だから!」 「……」 「なによー。心配しないで!そんな過保護だと、ブラコンみたいだよー」 「……おまえな。ちゃんとつらいときは、「つらい」って俺に言って。……心配、するだろ。」 「…………大丈夫って言ってるでしょ!」 あかりはそういうと、部屋から飛び出てしまった。 「…………………」 俺はあかり部屋を見渡す。 …………………特別綺麗なわけでもないし、散らかってもない。     
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