これは全部、あのコの所為

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ネス視点 ??「え、邪魔ってどういう……待ってよ、リュカっ!」 ネス「…リュカ?え……リュカ!?」 マルス「ちょっと、ネス!?どこ行くの!?」 リュカと聞き、考えるよりも早く体が動いた リュカがいるの?……でも、何で? …会いに来てくれたのかな…?いや、そんな訳ないよ、ね。 思考を巡らせているうちにリュカの後ろ姿が見え、咄嗟に腕を掴む ネス「リュカっ!!!!待って、ねぇっ!」 リュカ「っ!……ね、ネスさん…」 ネス「何で、行っちゃうの…?教室の前まで来てたんでしょ?」 リュカ「そ、それ…は……。ちょっと急用を思い出したので…」 ネス「…ピットが"邪魔になる"みたいな事言ってたけど…」 リュカ「………ネスさんと一緒にいた人は…か、か、かれし…さんですか?」 ネス「かれし?……いやいやいや違うよっ!?只の友達っ!!!!」 マルスが僕の彼氏かと言われ、慌てて否定する でも、どうしてそう思ったのかな…? ……マルスの顔が近かった時…?勘違いするならあの時しか… リュカ「本当ですか?……かれしさん…じゃないですか……?」 ネス「本当に違うからっ!マルスには相談乗って貰ってただけで…」 マルス「僕が、どうかした?」 ネス「マルスっ…!何で来たのさ」 マルス「ちょっと、2人が気になっちゃってね」 マルスはそう言いながらこっちに向かってくる 警戒したのか、リュカは僕の後ろに隠れた ……これ無意識でやってんの!?……めちゃくちゃ可愛い!!! 僕の服掴んでるしっ!?もう、可愛すぎる… マルス「やぁ。君が……リュカ君、だよね。僕はマルス、よろしくね」 リュカ「……よ、よろしくお願いします…」 マルス「噂どうりだね。ネスが惚れ……あ、気にしないで」 こ、こいつ……っ!わざとらしすぎる ……確信犯だ リュカ「は、はい。あの…噂って……?」 マルス「学校中で言われてるよ。君が、可愛い、守りたくなるって」 リュカ「……っ!?か、かわいい…!?」 リュカはそう言って顔を赤くする その顔はまるで林檎のようで…… 僕はまた、"可愛い"と思ってしまった
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