これは全部、あのコの所為

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ネス視点 ネス「はぁぁ~…」 どうしよ…、もう放課後っていうのに、リュカの笑顔が頭から離れない… どうしたんだよ、僕……。 マルス「どうしたの?ネスが溜息なんて珍しい」 ネス「……いや?なにも無いよ」 マルス「…嘘は良くないよ、ネス?」 …やっぱり勘が鋭いなぁ、マルスは。 隠し通せないや。 ネス「…何で分かるの?」 マルス「そりゃあ分かるさ。何年一緒にいると思ってるの?」 ネス「やっぱ、マルスには適わないなぁ」 マルス「それで、何があったの?」 ネス「…言えない。と言うか、言いたくない。…恥ずかしい」 マルス「…ふふ、転校生の子の事かなぁ?」 感鋭すぎ… 何で、正確についてくるかなぁ… 逆に怖い。 ネス「…うん」 マルス「やっぱり。あの子すっごい "可愛い" もんねぇ…。守りたくなると言うか」 ネス「っ!?マルス、リュカと会ったの!?」 マルス「会ったと言うより、見かけた、かな」(ネスとリュカがぶつかった所を) ネス「…そっか。」 マルス「それで、さっき恥ずかしいとか言ってたけど、何があったの?」 ネス「そ、それは…、言いたくない」 マルス「じゃあ、当てちゃおっかな」 ネス「え"、分かるの?」 マルス「今まで、女の子一人も可愛いと思ったことないのに、男の子のリュカ君の事を可愛いと思った事…でしょ?」 何コイツっ!?何で分かんの!? そう思うより早く"恥ずかしい"気持ちが出てくる また顔が熱くなってく…… マルス「図星?…じゃあ、当たりだね」 ネス「…恥ずかし…」 恥ずかしくて無意識に帽子を深く被る。 恥ずかしい、恥ずかし過ぎる…っ マルス「ネス、それってさ一目惚れ…じゃないかな?」 ネス「え、ぼ、僕がリュカに!?男同士なのに!?」 マルス「うん」 ネス「それじゃあ、僕はリュカが好きって事!?」 マルス「うん。リュカ君がネスのおでこに手を当てた時とか真っ赤になってたじゃないか」 「……と言うか、今もね」 そう言ってマルスはニヤリと笑い僕の顔を手で無理矢理上げさせる 顔が近い… わ、忘れてた。こいつ、S属性だった…! ……ん?待てよ何で、僕とリュカがあったこと知ってるの…?ま、まさか ???「邪魔ってどういう……ま、待ってよ、リュカっ」
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