これは全部、あのコの所為

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リュカ視点 リュカ「あ、ありがとうございます……!」 お礼を言いながら、差し出された手を掴む この人もいい人だ…。自分より先に僕の心配してくれたし… ??「僕の名前はネス。よろしくね転校生君」 リュカ「あ、僕はリュカって言います…っ!よ、よろしくお願いします!」 その時、顔を上げた僕とネスさんの目が合った。 すると、ネスさんの動きがが凍ったように止まる ……?…どうしたんだろう 心配になって、僕はネスさんの顔を覗き込んだ リュカ「……ネスさん?どうしました…?」 ネス「なななな何でも無いよ…!だだだ大丈夫!」 僕が覗き込んだその顔はトマトの様に真っ赤だった 風邪…かな!?熱でもあったら大変……! そう思い、僕はネスさんのおでこに手を当てる リュカ「顔が真っ赤ですが……、大丈夫ですか…?……ちょっと、失礼します…」 ネス「~~~っ!」 リュカ「ネスさん、おでこ凄く熱いですよ!?休んだ方が……」 ネス「や、だ大丈夫!もう授業始まるし、い、行くね!じゃあね、リュカ…っ!」 リュカ「は、はいっ、また…っ!」 そう言って、ネスさんは走って行ってしまった 大丈夫かな……、風邪じゃないといいけど…。 やっぱり心配だな…。後でネスさんの所に行こう ────────── ピット「リュカお帰り~!迷わなかった?」 教室に着くとピットに後ろから抱き締められる ビックリした… リュカ「は、はい!ピットのお陰ですっ」 ピット「それなら良かった!」 とりあえず、ピットにネスさんのクラスを聞こう さっき聞けなかったしね… リュカ「ねぇ、ピットさn………ピット」 ピット「ん~?どうしたの?」 リュカ「ネスさんって、知ってますか?」 ピット「うん、知ってるけど、ネスがどうかした?」 リュカ「ネスさんのクラスを教えて欲しいんです」 ピット「ネスはねぇ、A組だよ~」 リュカ「ありがとうございます!ピットっ」 ピット「全然いいよ!でも、いつの間にネスと仲良くなったの?」 凄いじゃん、と言いながらピットはふわりと微笑んだ
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