ホットドック殺人事件

真相

A「犯人が分かったって本当なの！？」
B「うん」
A「すごいなぁ……B助くんは本当に名探偵なんだね」
B「まあね」
A「ちなみにその犯人って一体誰だったの？　私、とっても興味があるなあ！」

B「犯人は君だよ」
A「……え？」
B「君がC蔵さんを殺した犯人だったんだよね、A子さん」
A「……あはは、何言ってるのB助くん。冗談キツイなぁ」
B「冗談じゃないよ。論理的思考に基づいて事件のあらましを精査すると、君以外に＿＿犯人に該当する人物は存在しないんだよ」
A「……な、何を根拠に！！　わ、私には……そう、アリバイがあるんだよ」

B「アリバイ＿＿それはさっき刑事さんに話していた、事件当時、君がそのホットドックを買いにすぐ側の売店まで外出していたという証言のことかな？」
A「そ、そう！　C蔵さんが殺された時、私はこのホットドックを買いに行っていたんだよ！！　私に殺しはできないよ！」
B「残念ながらその証言はアテにならない。君はレシートを所持していなかった。そのホットドックが本当に事件発生当時に購入したものかどうかは断定できない」
A「だ、だからそれは！！　レシートをどこかに失くしちゃって！！」