後悔しないために、書くんですよ。

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 はろーはろー。  十年前の自分、元気にしてます? 十年後の私ですふふふ  もう小学二年生かな? 兄と比較されて悔しい思いをしている時期だねぇがんばれぇ。  そこで十年後の私からのメッセージを送っちゃうぞ。  言葉は今のあなたみたいにつたなくてきったない文章だし馬鹿みたいに長いから。  友達と遊んだ後でいいからね、時間のある時にでも読んでね。  敬語とタメ口が混ざってるけどごめんね。真面目に知って欲しいことは、敬語で書いてるから。こっちじゃほら、本名とかバレたら困るから、先輩とか友達とかの名前はあだ名で呼んでるよ。ごめんね、許してね。 まずね先に言いたいのは、『小説を読んでください』って事。  小学生に小説はまた早いだろって? いいんだよ、分かんない漢字があったらお母さんに必死こいて『これ何て読むの?』を連呼しろ。面倒くさそうに答えてくれるぞ。  最初はほら、『恐怖!都○伝説パート○』とか『黒○女さんが通る!』とか『怪談○ストラン』とか『ハリー○ッター』とか、簡単なのにしとけ。ハリー○ッターはちょっと難しいから、お母さんと読もうな? 嫌がられてもしつこく迫ろうな?  今このメッセージを書いているそんな十年後の私は、Twitterっていうアプリで『和蘭芹(ぱせり)わこ』っていう変な名前で、ネット上で小説を書いているぞ!  最近、私の書いた小説が一三○○人に見てもらったんだ。  でも今のあなたには『一三○○人』っていう人数の凄さやありがたさがよく分からないかもしれない。  でもね、十年も経つと分かるようになるんだよ。もう少し人に気をつかえるようになろうね。十年後の私との約束です。
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