後悔しないために、書くんですよ。

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六年生になって、キャプテンを任されます。  あなたの学年では、あなた一人です。  後に入ってくる一つ下の後輩は、今私の年代では、バレーボールでの推薦を貰うほど、バレーボールに熱中しています。すごいよね。  でも、試合では初戦敗退を繰り返します。  引退試合の何日か前に手首を怪我して、敗退して涙します。  お別れ会の日に熱を出します。でも、代わりに次の日に行われたお別れ会で、あなたは涙しながらこう言います。 「何も出来なかったし、アホだし、辛いこともいっぱいありました。でも、こんな私にここまでついてきてくれて本当にありがとうございました。みんな大好きです」 『おもいでの体育館』というタイトルで、卒業文集を書きます。バレーボールの思い出について、めちゃくちゃ書いてます。今読むと恥ずかしい。やめて読ませようとしないで今アルバムあるんだから。  卒業式が終わって数日化したあと、みふとホンマとゆっちゃんと、四人でイオンに遊びに行きます。  一人だけ十一時からに変更になったって言うのを知らされてなくて、驚いているよ。  それもそれで、今の私にとってはいい思い出なんだ。  ちなみにホンマとは今でも連絡取ってるよ。朱雀ちゃん可愛いって、私の作ったキャラクターをめっぽう気に入ってくれてるよ。  その頃、兄と母は喧嘩をしています。  今後の進路のことで、とても揉めあっています。  多分どったんばったんしてると思います。でも関わらないであげて。止めないであげて。兄の道だから。どうか止めないであげてね。
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