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彼女との約束
B「なぁ、今日のぼくのテスト飛行見てくれた?」
A「見たわよ。人間って大変ね。そんなことまでして空を飛びたいの」
B「いいだろ別に。飛行機は男のロマンなんだよ」
A「あらそう。私からしたら空を飛ぶなんてわけないけどね」
B「そりゃ魔女の君には簡単かもしれないよ。でもぼくにとっては超えられない壁で長年の夢なんだ」
A「もぐもぐ、おいしいわねこれ」
B「って、ちょっと話聞いてた??」
A「夢かなうといいわね」
B「へっ?」
A「その時は私もとなりで飛んでもいいかしら」
そう言って彼女は銀色の髪を揺らしてうっすらと微笑を浮かべた。ぼくの未来が少し明るくなった気がした。
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