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 事態を把握しようと画面に指を滑らせる。送信者はほとんどが須田家の長女と三女のもので、一番正確に情報を伝えてくれたのは真智だった。留守電に事のあらましをざっと説明した後、メールでも補足してくれた。  自分の心臓の音が耳の横まで上がってくる。足の裏がピリピリ痺れ、それが背中から頭に昇った瞬間走り出していた。
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