2.撮影

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唐突な声に驚いてつい振り向き扉を開くと、いつの間にか山崎はカメラを首からぶら下げたまま別のぶら下がったものを握りしめていた。反対側の手には私が脱いだはずのパンティーが握られている。 「あは・・・いちごちゃんが可愛かったから」 サッと全身から血の気が引いているのに脈打っている感じがした。叫びたいのに声が出ない。 「あのっ・・・わたし、着替えます」 何とか言葉を絞り出すと、山崎は愛想笑いのようなものを浮かべながら引っ込んでいった。
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