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泡を流し、バクバク言っている全身を何とか拭いて服を着ようとするが、パンティーが無い。
ベッドに腰かけた山崎の方を見ると、先ほどの気持ちが悪い半笑いを張り付けたままこちらを見ている。
「変なことしないって言ったじゃないですか!」
「変なことって?」
その瞬間、先ほどから彼が浮かべている表情の意味を理解した。
いまコイツの頭の中は精子がパンパンに詰まっていて、どんな言葉も届かないのだろう。おそらく私が嫌がりながら卑猥な言葉を発するのを待っている。もしかしたら最初からそのつもりだったのかもしれない。
「ひどい・・・」
引いていた血の気が今度はグワッと頭にのぼる。そっちがそのつもりなら、こちらだって考えがある。
すり減ってたまるもんか!
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