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今年、小学3年生になったばかりの智樹くんは、チョコが大好きです。
学校からかえってきても、チョコを食べてばかり。
いつものように家でチョコを食べていると、お母さんがやってきて言いました。
「智樹っ、またチョコばかり食べてっ。だめじゃない。そんなに食べたら、ごはんがはいらなくなっちゃうわよ」
お母さんは両手を腰に当てて、怒った顔で智樹くんをしかります。
けれど、智樹くんは言うことをききません。
「だって、おいしいものはおいしいんだもん」
「そんなわがままばかり言って! 宿題は終わったの?」
「……あとからするよ」
「すぐにしなさい! チョコばかり食べてどうするのっ。それに、家にこもってばかりでダラダラして。だから太るのよ! たまには外で遊びなさい!」
「もうっ、ほうっておいてよ」
「だめ! もうチョコはあげませんからね!」
「いーもんねー」
智樹くんはあっかんべーと舌を出すと、自分の部屋に行きました。それから、こっそり隠しておいたチョコをほおばります。
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