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ということだった。私はお詫びをして、すぐに取り替えさせて頂く内容をお伝えし、電話を切った。
配送センターに電話をする。
「はい、配送センター木村です。」
女性の事務員の木村さんが出た。私は、要点をまとめてお伝えし、センターの在庫を確認してもらった。責任の所在は不明だが、お客様のご注文の控えとお届けした商品の色が違っており、早急にお伺いして欲しいとお願いした。
2時間程して、センターの木村さんから、私に電話が来た。
「あっ、高橋さん。さっきのあれ、無事に商品交換できたと連絡入りましたよ。お知らせしないとと思って。」
「木村さん、ありがとうございます。安心しました。」
「確か、前にもありましたよね。確認の電話頂いたよね?」
「はい、そうでしたね。冨田さんに配達して頂きました。」
木村さんは、少し間をおいて感慨深く答えた。
「それ、冨田さんは冨田さんでも、健二さんの方だけどね。」
「えっ、健二さん?」
「冨田健二さん。とみたさんが二人だから、ワ冠の冨田さんは、健二さんと呼ばれていたのよ。もう一人が、ウ冠の富田隆志さん。漢字が違うの。」
「えっ!じゃあ、行方不明になったのは、富田隆志さん・・・ですか?」
「そうよ。まだ見付からないのよ。あの後、健二さんも辞めたしね・・・。」
私は、電話を切って頭の中を整理した。
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