白息の正体

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「公園」に暴走車が突っ込んで、俺の屋敷の塀まで焦がす事態となったのは、その次の朝だった。 この手の事件は連日、ニュースで見る。後処理をする大人たちは淡々としていた。 数日後には子どもたちが戻ってきて、野良猫を追いかけ回すのを俺は窓から眺めていた。 やんちゃな手からかばってくれる人がいなくて、猫が困っているみたいだった。
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