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びくびくしながら、佳大さんの顔色を伺いながら、布団に入って、隅っこの方に体を寄せて、体を小さく丸めた。
どれくらい時間が経過しただろう。
なかなか寝れずにいた。
瞼は今にもくっつきそうなのに・・・
さっきから、チュッチュッと、首筋に何度も唇を押し付けてくる佳大さん。
さっきのは、やっぱり嘘だったの!?
「やだ、佳大さん!!何もしないって言ったでしょう!!」
「未央の体に触れたら、抑えがきかなくなった・・・我慢できなくなった」
気が付けば、ズボンの中に彼の手が突っ込んであって、僕の小さな陰茎を握り締めていた。
「俺の手にすっぽり入る、ちょうどいい大きさだ」
やんわりと撫でられ、全身に鳥肌が立った。
彼に触れられるのが、嫌で嫌でしょうがなかった。
更に彼の手は下へと下りていく。
「ヤダ!!そこ!!触んないで!!」
「陰嚢がなくて、これが女の子の・・・だね・・・」
縁を指でなぞられ、嫌悪感からか身震いが止まらない。
「佳大さん、いや!!」
ぶんぶんと首を振ったけど、
「やぁぁ・・・ん!!」
ぷにゅっと、彼の人差し指が、ナカに侵入してきて、そのままぐにゅぐにゅと掻き回され、全身がゾッとした。
「すごく温かくて、気持ちいい・・・」
「指、抜いて、お願いだから・・・」
イヤだ!!イヤだ!!
アツ以外の人に、触れられるのは嫌!!
「未央、可愛すぎ。そんなに煽ってどうする?」
彼の口唇に、強引に唇を奪われた。
初めてのキスも、アツ以外の人に奪われるなんて・・・。
もう、いやだ。
なんで、こんな目に合わないといけないの?
僕が、両方の性を持って産まれたからなの?
悔しくて、涙がボロボロと零れてきた。
「この奥にあるのが処女膜だ。最初に破るのは、夫である俺。アツに破らせたら、承知しない。分かるよね?言ってる事」
低い声で脅しながら、彼の指が、ゆっくりと女の子の場所から離れていく。
涙に飲み込まれながら、何度も何度も頷いた。
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