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エンダの説明はざっくりとまとめると、こうだ。
俺たちはこの二人によって。いや、イルゼによって召喚された。エンダは付き添いらしい。
職業は大まかに分類できて、イルゼの職業は魔法使いになる。
他には剣士や騎士、狙撃手などあるみたいだ。
魔法使いは〝召喚獣〟と呼ばれる自分の使いになる人物や動物の召還を義務付けられており、
〝召喚獣〟は時間系列関係なしに、種族も関係なしにランダムで召喚する。
この世界には〝レベル〟と呼ばれる力を数字化したものがあるが、
故にランダムで召喚されるため、どれだけ強かろうが弱かろうが、召喚士の〝レベル〟には関係ないのだと。
完全にガチャである。運ゲーである。
そしてイルゼが引いたのは俺と凛ということみたいだ。
話は壮大になり、世界の説明となった。
この世界には大きく分けて、二つの勢力がある。
一つは、世界の平和を求む世界平和主義。
一つは、新しい世界を作ろうとする新世界造形主義。
世界平和主義は……いや、ここは後者から整理した方が分かりやすいか。
新世界造形主義は今の世界を不満に思った者たちの集まりで、クレイジー野郎の行き場だ。
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