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気を抜いたのは一瞬。
そして、無理矢理ではなくそっと外された腕。
「んっ」
唇が触れ合う──。
優しく羽根のように軽く。
キモチイイ──。
掴まれていた腕を拳生の首へと回す。
だけど、いつまでも息をせずには居られないのでそっと離して、肺へ空気を送り込む。
「んぐ!?」
し、舌!!拳生の舌が口の中に!!
ツーと歯茎をなぞられ、舌と舌が絡み合う。
「んっ、ちょ…けんっ……ふ、ん!」
口を開けば角度を変えられて、何度も何度も──。
「ぁ…」
やっと離れ、俺の口の端から流れた唾液を舐められる。
「ふふ。……かわいー。目がトロンってしてる」
ちゅっと。ホクロにキスを落とされてクスクス笑う。
「おま…いきなり何すんだよ」
「んー?言ったじゃないですか。男は狼なんですよ?」
だーかーらー。
がおってポーズが無駄に可愛すぎなんだってば…。。。
☆放課後のヒメゴト END☆
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