☆女王陛下のお気に入り☆

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柚川高校の風紀委員長を表す言葉は沢山ある。 右目の泣きぼくろがエロい。 口紅をつけたような赤い唇がエロい。 華奢な首に映える喉仏がエロい。 口を開けば出てくる毒舌がたまらなくエロい。 人をゴミ虫の様に見てくる視線がエロい。 エロい。エロい。 とにかく何をしててもエロい。 そして付いたあだ名が… 柚川高校の女王陛下。 そして今日も、制服の乱れを注意しただけなのに… 「女王……1度でいいんです!1度でいいから相手してください!!」 ハァハァ荒い息をさせながら前をおっ勃てて俺に向かってくる。 「あのさぁ、俺。風紀委員長としてお前の服装がおかしいから注意しただけなんだけど?」 腰履きして、パンツ見せて歩くなんてもう流行んねぇーつーの。 「はい!分かってます!!俺のパンツの中身が欲しいんっスよね!!」 …………解ってねぇ、欲しくねぇ。。。 ガックリと項垂れてため息をつくと、ガタンと席を立って男の方へ向かっていく。 スっと男の腰に手を這わせ…俺より少しだけ高い男を下から見上げる。 「じょ、女王!!」 ガバチョと抱きつこうとしてきた相手の手を片手でいなし、そのまま顎をグッと掴む。
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