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「お前のその小さいブツで俺が満足するとでも?………もう少し鍛えて来なきゃ相手してやんねぇーよ?」
フッと耳に息を吹き掛けて、腰に当てていた手でスルりと撫でる。
「じょ、女王!!!」
「解ったら、さっさとそのお粗末なブツと制服を直して出ていきな」
「ハイ!!!かならず鍛えて女王のお眼鏡に叶うよう戻ってきます!!!」
男は制服を正すと最敬礼をしてバタバタと出ていった。
パチパチパチ!!
「さすが、女王!!」
室内に拍手が響き渡り、音のする方をジロリと目を向ける。
「お前さぁ、同じ室内にいるなら助けろよ」
「いやいや、女王の捕食シーンが見れるなら願ってもないチャンスかなって思って」
捕食シーンって…。
「お前がいるの分かっててヤるわきゃねーだろーが。てか、お前それでも風紀副委員長かよ…長嶺」
「冗談だよ。女王。まぁなにか間違いが起きてもお前なら大丈夫だろ?この学校で喧嘩が1番強いから風紀委員長なんだから」
「その間違いが起こる前に事前に止めろって話だ!………風紀委員長もなりたくてなったわけじゃないのに割に合わねぇ」
ただ単に襲われそうになったから回避してただけなのに…。
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