第二話 全寮制の男子校

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 食事も遊び道具も女も好きにできる。実家では、3番目の息子なんてスペアのスペア程度にしか思われていない立場だ。小学校に上がる前に、父親に会った時も、会ったのも一瞬でよく覚えていない。母親なんて顔も思い出せない。家に来ていたメイドの娘(後で知ったのだが、腹違いの妹)とはよく遊んだ記憶がある。その程度の家にいるよりも、好きな事ができる場所にいる事を望むのは当然のことだろう。  小学生のときには、4人部屋だったのだが、中学生からは一人部屋になる。  高校からは寮の場所が変わると説明されている。防音がしっかりしていて、今の部屋の2倍の広さがあるらしい。そこには、女を囲い込んでも大丈夫だと言われている。俺は、奴隷のような女を頼んでいる。  リストが来て、その中から選べという事だ。他にも、希望者がいるかもしれないので、早い者勝ちとなるらしい。身の回りの世話をさせて、下の世話をさせる女が手に入るのだ。  俺の身の回りを世話する女は、処女の日本人を要求した。どこかの児童養護施設で育ったらしい奴で無口だ。  犯した時にも何も言葉を発しない。乱暴にしても同じだ。どんな理不尽と思える命令にも唯々諾々と従うだけだ。  奴隷には首輪をつける事になっていて、首輪で俺の持ち物だと識別ができるようになっている。  この寮に居る限り金を使う必要もない。  本当に天国のような所だ。  高校一年の一学期が終わった。     
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