第二話 全寮制の男子校

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 同学年が集められた。なんでもできる学校だが、教師の命令は絶対なのだ。殴られる事もある。だからというわけではないが、教師に逆らう奴は居ない。最初に逆らった奴が居るが、すぐに従順になる。俺は、最初から教師には逆らわない。そのかわり、奴隷に暴力を振るって気分を紛らわす事にしている。ストレスは溜める物ではなく発散するものなのだ。  俺ではなくが、同級生で奴隷を数人ほど殺している奴もいる。しかし、警察が来る事もなく逮捕される事も寮から追い出される事もない。ただ、処理のために暫くは奴隷の手配がされなくなったり、要求した物が届くまでに時間がかかるようになる。  世の中、上流階級の子息には優しく甘くできているようだ。  俺達はこの学校で人の使い方を学べばいいという事だ。勉強も自分が好きな事を伸ばせばいい。中学までは通り一遍の授業が行われたが、高校に入ってからは、何か一つでも飛び抜ければ問題ないと説明された。  どんな事でもよくて100名の中でトップを取れる物があれば要求を叶えられるという事だ。  二学期からは、毎月、自分がトップを取れるであろう試験を申請して、試験が行われる。トップの項目の数だけ要求ができるようになるという事だ。  全員が違う事を考えれば、100個の試験が行われる事になる。誰かが申請して、学校が認めた物がテストとなって行われる。自分がトップになれる試験を考える必要があるのだ。  俺は幸いな事に記憶力には自信があった。     
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