第二話 全寮制の男子校

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 ナンバー1配下はナンバー5の奴らに拉致監禁されて殺された。殺害の理由は、配下のメンバーが、ナンバー5の奴隷を施設内で犯したのが原因だ。ナンバー2と3の配下を殺したのは、ナンバー1の配下の一部とナンバー5の配下だ。スパイを介して繋がっていたようだ。  すぐに、ナンバー2と3から抗議が来るが、ナンバー1は黙殺した。これ以上何か言ってきたら全面攻撃に出ると脅しをナンバー5に告げて自然と声が耳に入るようにした。ナンバー5がナンバー1の配下を殺した事に関しては、ナンバー1と5で同意をとっていたようだ。  形式的には、ナンバー1がナンバー5を使って配下を殺させた様にも見える。  ナンバー2と3は、この件を使って配下の揺さぶりを仕掛けてきた。ナンバー1は追い込まれて居た。自分で武装し始めたのだ。自分の身は自分で守るかのようになっている。ナンバー1の配下は、そんなトップには頼れないと、逃げ出そうとするが、配下の一人で逃げ出す派のトップが粛清された事で声が小さくなった。  代わりに、俺に武装を要求して欲しいと依頼する様になった。  俺は、ナンバー1の配下の要求を聞き入れて、全員分の武装・・・銃・・・を用意した。ただし、弾の数は少なくした。俺に銃口を向けられても困るし、戦いになるとどうなるかわからないからだ。弾は試験の後で要求してもらう事になった。  三学期が始まる一つ前の試験のときに、ナンバー2が何者かに殺害された。遺産は、ナンバー3が引き継いだ。     
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