第三話 学校の噂

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第三話 学校の噂

「どうだ?」 「今年の出来ですか?」 「そうだ」 「芳しくないですね。まだ始まっていません」 「そうか、派閥は?」 「出来ています」 「仕掛けろ、女からは情報が抜き取れているか?」 「もちろんです。全員分の遺伝子情報はいつものように入手しています」 「それは重畳」 「はっ!それで今回はオーダーはなしですか?」 「あぁ自然に任せろ」  この学園では、生徒になんでも与えて、教師に逆らえない状況を作る事から始める。  100名を家畜にする事から始める。大体の家畜が、中学生になるくらいで雌を求める。種族の指定や処女性を求める場合もあるが問題ない。どうせ、わからないのだ。心を壊してしまっているので、奴ら餓鬼に判断できる状況にはない。  それにしても、理事長達は本当に恐ろしい事を考える。  生徒たちを1ヶ所に集めて殺し合いをさせて、一人に知識を集中させる。実際に残った一人は心が壊れるが、いろいろな知識をもった秀才が出来上がる。そして、死んでしまった生徒の遺伝情報を、発展途上国や孤児に治療としてあたえて、整形を繰り返して、別人を作ってしまう。     
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