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ベトナム戦争当時に、医療団として、韓国軍と一緒に行動していた事があるだけだ。ベトナム戦争で、戦争の悲惨さを知り、子供の教育を行う事に目覚めたとなっている。何か違和感を覚えるが、事実なのだろう。
彼らが何かをやっているのは間違い無い。
「佐々木」
「はい。なんでしょうか?編集長」
「あの学校の取材な」
「はい」
「ストップが掛かった」
編集長は指で上を指す。
「社長ですか?」
「もっと上だ」
そりゃぁダメだ。
議員なら、うちの会社が折れる事は無いだろうが、それで圧力が掛かったという事は、金主である可能性が高い。うちの会社の金主は特殊な人たちで構成されていて、表に出ていない。そこに圧力をかけられると言うのはよほどのことだろう。
正直、学校の秘密くらいでストップがかかるとは思っていなかった。
「調べた資料を出しておけよ」
「え?いいのですか?」
「あぁ取引材料にできるかもしれないからな」
「わかりました」
「無理しなくていいからな」
「はい!編集長の言い方ですと、週末までに用意しろって事ですね」
「そのくらいにあると助かる」
「はい。かしこまりました」
今は木曜日だから、約一日あると考えていいのだが・・・。今日徹夜だな。
「徹夜まではしなくていいからな。取材メモやインタビューの草案でいいぞ?記事にするわけではないからな」
「え?あっ。わかりました」
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