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全体を捏ねるように動いていた指だったけど、爪で強く摘ままれると、目の前が白くスパークする。気付けば下半身からぐっしょりとした感覚を感じて、イったのを時間差で気付く。いつもなら少しは落ち着くはずなのに、俺の分身はまだ上を向いて衰えないのが分かる。
「ぁ、ああ、なんでぇ…?!」
「何?イっちゃった?」
リップ音を立てながら指で捏ねられてる乳首とは反対側を吸い上げている賢者が、楽しそうに問いかけてくる。訳も分からず、頷く俺の回答を聞いたら、声を上げて笑った。
「若すぎでしょ、我慢できなかった?」
空いてる方の手で、ズボン越しに盛り上がった所を捏ねるように触られ、全身がビクっと揺れる。それだけで答えになったみたいで、仕方ないと笑いながら賢者が俺のベルトに手を掛けた。
「や、やめ…!」
奇跡的に残っていた羞恥心と理性が、ズボンを下ろそうとする賢者の手を止めようと掴む。俺の弱々し過ぎる抵抗なんて簡単に払いのけられるだろうに、賢者は律儀にも盛り上がる下半身に触れる前に動きを止めた。
意地悪そうな笑みを浮かべたまま、俺の顔を覗き込んで、ゆるゆると臍の上あたりを撫で始める。緩い刺激のせいで漏れそうになった声を必死にかみ殺している俺の上から小さな笑い声が降ってくる。
「どうしたの?」
「ッ、ああッ」
臍を爪でなぞられて、簡単に声が漏れる。俺の様子を見て楽しそうにしていた賢者は、体を倒すと臍まで顔を寄せて、あろうことか臍へ舌を差し込み舐めあげてくる。
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